【保存版】労働生理の覚え方|語呂合わせと図解で完全攻略

科目別の覚え方

「労働生理は難しくて全然わからない」──衛生管理者試験の受験生から最もよく聞く悩みです。でも安心してください。労働生理は出題パターンが決まっており、正しい覚え方さえ知れば確実に点が取れる科目です。指導経験から、苦手な人でも短期間でマスターできる方法をまとめました。


労働生理が難しく感じる理由

労働生理を苦手とする受験生に共通するのは、「教科書を読んで理解しようとしている」ことです。人体の仕組みは文字で読んでも頭に入りにくく、図や語呂合わせを使った覚え方に切り替えるだけで定着率が大きく変わります。

また労働生理は10問しか出題されないため、科目足切り(40%以上)回避の最低ラインは10問中4問です。ただし全体合格には60%以上が必要なので、合格を安定させるには6問以上を目標に仕上げましょう。


【頻出テーマ別】覚え方の完全ガイド

① 消化酵素|語呂合わせで一発暗記

消化酵素は毎年ほぼ確実に出題されます。栄養素ごとに分解する酵素を対応させて覚えましょう。

栄養素消化酵素分泌場所語呂合わせ
糖質(炭水化物)アミラーゼ・マルターゼ唾液・膵液/小腸「ご飯噛むと甘いぜ=アミラーゼ」
たんぱく質ペプシン・トリプシン胃液/膵液「胃でペプッとジャブ(ペプシン)、腸でトリプルパンチ(トリプシン)」
脂肪リパーゼ膵液・小腸「脂(リピッド)の後始末はリパーゼ

覚え方のコツ:「唾液→胃液→膵液→小腸」という消化の流れと一緒にイメージすると定着しやすくなります。

② 血液循環|図で覚える体循環・肺循環

血液循環は「体循環」と「肺循環」の2種類があります。「左から全身、右に戻る」という流れで覚えましょう。

種類流れ運ぶもの
体循環左心室 → 全身 → 右心房酸素・栄養を全身へ届ける
肺循環右心室 → 肺 → 左心房二酸化炭素を排出・酸素を取り込む

語呂合わせ:「左心室はジム通いでムキムキ、全身に血を配達」(壁が厚い=パワー型)。さらに「肺だけ天邪鬼」──“動脈”血が“肺静脈”を流れる名前と中身の逆転コンビ。

よく出題されるポイント:動脈血(酸素が多い)は肺静脈と左心系を流れる。静脈血(酸素が少ない)は大静脈と右心系を流れる。名前と実態が逆転しているので注意。

③ 呼吸のしくみ|内呼吸・外呼吸の違い

種類場所内容
外呼吸肺胞空気中のO₂を血液に取り込み、CO₂を排出
内呼吸全身の組織血液中のO₂を細胞に渡し、CO₂を受け取る

語呂合わせ:「外は肺、内は体」──外呼吸は肺で行い、内呼吸は体(全身の組織)で行う。

④ 感覚器(眼・耳)|構造と機能をセットで

感覚器重要な構造機能・特徴
角膜・水晶体光を屈折させてピント調節
網膜像を結ぶスクリーン(桿体・錐体細胞あり)
視神経網膜の情報を脳へ伝える
鼓膜・耳小骨音の振動を増幅して内耳へ伝える
内耳(蝸牛・半規管)蝸牛:聴覚、半規管:平衡感覚

試験に出やすいポイント:明順応・暗順応、遠視・近視の補正方法、騒音性難聴は内耳(蝸牛)の障害であること。

⑤ 筋肉・神経系|随意筋・不随意筋の分類

種類特徴場所
骨格筋(横紋筋)随意筋:自分の意志で動かせる手足・体幹の筋肉
心筋(横紋筋)不随意筋:自分の意志では動かせない心臓
平滑筋不随意筋:自律神経で制御内臓・血管壁

語呂合わせ:「心臓は見た目マッチョ(横紋筋)なのに、自分じゃ止められないツンデレ=不随意」。骨格筋は素直に動く随意筋、心臓と内臓はマイペースな不随意チーム。

⑥ 体温調節|発熱・放熱のしくみ

状況体の反応
暑いとき(体温↑)発汗・皮膚血管拡張→放熱増加
寒いとき(体温↓)ふるえ・皮膚血管収縮→産熱増加・放熱抑制

試験に出やすいポイント:体温調節は視床下部が中枢。熱中症の予防にWBGT(暑さ指数)が使われる理由との関連も出題されます。

⑦ ストレスと疲労|全身適応症候群

段階名称内容
第1期警告反応期ストレスに対してアドレナリンが分泌、抵抗力が一時低下
第2期抵抗期コルチゾール(副腎皮質ホルモン)が増加し抵抗力が高まる
第3期疲弊期長期ストレスで抵抗力が限界を超えて崩壊

語呂合わせ:「ビックリ(警告)→踏ん張る(抵抗)→燃え尽きる(疲弊)」──新生活あるあるの3段階。踏ん張りを支える相棒はコルチゾール(抵抗期に増える)。

⑧ 睡眠|レム・ノンレム睡眠

種類特徴割合
レム睡眠脳は活発・身体は休息。夢を見る。眼球が動く(REM=Rapid Eye Movement)20〜25%
ノンレム睡眠脳も身体も休息。深い眠り。成長ホルモン分泌75〜80%

語呂合わせ:「レムは夢の中でも目がキョロキョロ」(REM=Rapid Eye Movement=急速眼球運動)。深い眠りのノンレムでは成長ホルモンが出る=「寝る子は育つ」。


効率的な労働生理の学習順序

  1. 消化酵素(語呂合わせで1日で覚えられる)
  2. 血液循環・呼吸(図で覚える・セットで理解)
  3. 感覚器(眼・耳)(表で整理して暗記)
  4. 筋肉・神経系(随意・不随意の分類を軸に)
  5. 体温調節・ストレス・睡眠(残り3テーマをまとめて仕上げ)

1テーマ1日ずつで5日間で一通り覚えられます。その後は過去問で確認を繰り返しましょう。


※語呂合わせは理解を補助するためのものです。制度趣旨や内容理解とあわせて学習してください。

まとめ|労働生理は「図と語呂合わせ」で攻略

労働生理は理解したうえで暗記する科目です。図とセットで語呂合わせを使い、さらに過去問で選択肢の言い換えに慣れることで、本番の誤選択肢にも対応できる得点力が身につきます。

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✍️ 筆者について

衛生管理者のトリセツ編集部は、労働安全衛生分野の実務に携わる専門家チームです。安全衛生の現場経験をもとに、受験対策から資格取得後の実務まで、正確で役立つ情報を発信しています。詳細は プロフィール をご覧ください。

⚠️ 本記事は執筆時点の法令・制度・公式情報をもとに作成しています。最新情報は厚生労働省・公益財団法人 安全衛生技術試験協会等の公式情報をご確認ください。

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