【保存版】労働生理の覚え方|語呂合わせと図解で完全攻略

科目別の覚え方

「労働生理は難しくてわからない」──よく聞く悩みです。でも安心してください。出題は8テーマに絞られ、正しい覚え方さえ知れば確実に点が取れます。

この記事で学べること

  • 消化酵素・血液循環など、頻出8テーマの覚え方
  • 「名前と実態が逆」になるひっかけへの対策
  • 5日で一周する、効率的な学習順序

まず結論

労働生理は暗記だけでなく理解も要る科目です。ただし出題は8テーマに絞られます。図と語呂で覚え、過去問で言い換えに慣れれば、10問中6問以上を狙えます。苦手でも十分に得点源にできます。

労働生理が「難しい」と感じる理由

苦手な人に共通するのは、教科書を文字で読んで理解しようとすることです。人体の仕組みは、図や語呂合わせに切り替えるだけで定着率が大きく変わります。

また労働生理は10問しか出題されないため、科目足切り(40%以上)回避の最低ラインは10問中4問です。ただし全体合格には60%以上が必要なので、合格を安定させるには6問以上を目標に仕上げましょう。

【頻出テーマ別】覚え方の完全ガイド

① 消化酵素|語呂合わせで一発暗記

消化酵素は毎年ほぼ確実に出題されます。栄養素ごとに分解する酵素を対応させて覚えましょう。

栄養素消化酵素分泌場所語呂合わせ
糖質(炭水化物)アミラーゼ・マルターゼ唾液・膵液/小腸「ご飯噛むと甘いぜ=アミラーゼ」
たんぱく質ペプシン・トリプシン胃液/膵液「胃でペプッとジャブ(ペプシン)、腸でトリプルパンチ(トリプシン)」
脂肪リパーゼ膵液・小腸「脂(リピッド)の後始末はリパーゼ

覚え方のコツ:「唾液→胃液→膵液→小腸」という消化の流れと一緒にイメージすると定着しやすくなります。

② 血液循環|図で覚える体循環・肺循環

血液循環は「体循環」と「肺循環」の2種類があります。「左から全身、右に戻る」という流れで覚えましょう。

種類流れ運ぶもの
体循環左心室 → 全身 → 右心房酸素・栄養を全身へ届ける
肺循環右心室 → 肺 → 左心房二酸化炭素を排出・酸素を取り込む

語呂合わせ:「左心室はジム通いでムキムキ、全身に血を配達」(壁が厚い=パワー型)。さらに「肺だけ天邪鬼」──“動脈”血が“肺静脈”を流れる名前と中身の逆転コンビ。

よく出題されるポイント:動脈血(酸素が多い)は肺静脈と左心系を流れる。静脈血(酸素が少ない)は大静脈と右心系を流れる。名前と実態が逆転しているので注意。

よくある勘違い

✕ 動脈には、必ず酸素の多い血が流れる
〇 肺動脈には静脈血(酸素が少ない血)が流れる。血管の名前と中身が逆転する箇所が、そのまま出題されます。

③ 呼吸のしくみ|内呼吸・外呼吸の違い

種類場所内容
外呼吸肺胞空気中のO₂を血液に取り込み、CO₂を排出
内呼吸全身の組織血液中のO₂を細胞に渡し、CO₂を受け取る

語呂合わせ:「外は肺、内は体」──外呼吸は肺で行い、内呼吸は体(全身の組織)で行う。

④ 感覚器(眼・耳)|構造と機能をセットで

感覚器重要な構造機能・特徴
角膜・水晶体光を屈折させてピント調節
網膜像を結ぶスクリーン(桿体・錐体細胞あり)
視神経網膜の情報を脳へ伝える
鼓膜・耳小骨音の振動を増幅して内耳へ伝える
内耳(蝸牛・半規管)蝸牛:聴覚、半規管:平衡感覚

試験に出やすいポイント:明順応・暗順応、遠視・近視の補正方法、騒音性難聴は内耳(蝸牛)の障害であること。

⑤ 筋肉・神経系|随意筋・不随意筋の分類

種類特徴場所
骨格筋(横紋筋)随意筋:自分の意志で動かせる手足・体幹の筋肉
心筋(横紋筋)不随意筋:自分の意志では動かせない心臓
平滑筋不随意筋:自律神経で制御内臓・血管壁

語呂合わせ:「心臓は見た目マッチョ(横紋筋)なのに、自分じゃ止められないツンデレ=不随意」。骨格筋は素直に動く随意筋、心臓と内臓はマイペースな不随意チーム。

⑥ 体温調節|発熱・放熱のしくみ

状況体の反応
暑いとき(体温↑)発汗・皮膚血管拡張→放熱増加
寒いとき(体温↓)ふるえ・皮膚血管収縮→産熱増加・放熱抑制

試験に出やすいポイント:体温調節は視床下部が中枢。熱中症の予防にWBGT(暑さ指数)が使われる理由との関連も出題されます。

⑦ ストレスと疲労|全身適応症候群

段階名称内容
第1期警告反応期ストレスに対してアドレナリンが分泌、抵抗力が一時低下
第2期抵抗期コルチゾール(副腎皮質ホルモン)が増加し抵抗力が高まる
第3期疲弊期長期ストレスで抵抗力が限界を超えて崩壊

語呂合わせ:「ビックリ(警告)→踏ん張る(抵抗)→燃え尽きる(疲弊)」──新生活あるあるの3段階。踏ん張りを支える相棒はコルチゾール(抵抗期に増える)。

⑧ 睡眠|レム・ノンレム睡眠

種類特徴割合
レム睡眠脳は活発・身体は休息。夢を見る。眼球が動く(REM=Rapid Eye Movement)20〜25%
ノンレム睡眠脳も身体も休息。深い眠り。成長ホルモン分泌75〜80%

語呂合わせ:「レムは夢の中でも目がキョロキョロ」(REM=Rapid Eye Movement=急速眼球運動)。深い眠りのノンレムでは成長ホルモンが出る=「寝る子は育つ」。


よくある勘違い

✕ レム睡眠は深い眠り
〇 レム睡眠は脳が活発で身体が休息する浅い眠り。深い眠りはノンレム。成長ホルモンが出るのはノンレム睡眠です。

効率的な労働生理の学習順序

  1. 消化酵素(語呂合わせで1日で覚えられる)
  2. 血液循環・呼吸(図で覚える・セットで理解)
  3. 感覚器(眼・耳)(表で整理して暗記)
  4. 筋肉・神経系(随意・不随意の分類を軸に)
  5. 体温調節・ストレス・睡眠(残り3テーマをまとめて仕上げ)

1テーマ1日ずつで5日間で一通り覚えられます。その後は過去問で確認を繰り返しましょう。

※語呂合わせは理解を補助するためのものです。制度趣旨や内容理解とあわせて学習してください。

確認問題

Q1. 脂肪を分解する消化酵素は何でしょうか?

答えを見る
Aリパーゼです(膵液・小腸)。語呂は「脂(リピッド)の後始末はリパーゼ」。

Q2. 体循環の血液の流れを答えてください。

答えを見る
A左心室→全身→右心房です。「左から全身、右に戻る」で覚えます。

Q3. 成長ホルモンが分泌されるのは、レム睡眠とノンレム睡眠のどちらでしょうか?

答えを見る
Aノンレム睡眠です(深い眠り)。「寝る子は育つ」で結びつけましょう。

今日のポイント

  • 出題は8テーマに絞られる。図と語呂で「理解しながら」覚える
  • 消化酵素・血液循環・呼吸の3つから始めると、苦手意識が消えやすい
  • 血管の名前と中身の逆転(肺動脈=静脈血)、レム=浅い眠り、はひっかけ頻出

他科目の頻出テーマは【科目別まとめ】衛生管理者の出るところだけ覚える頻出リスト、学習計画は衛生管理者試験 3ヶ月合格スケジュール【月別・週別プラン付き】をご覧ください。

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✍️ 筆者について

衛生管理者のトリセツ編集部は、労働安全衛生分野の実務に携わる専門家チームです。安全衛生の現場経験をもとに、受験対策から資格取得後の実務まで、正確で役立つ情報を発信しています。詳細は プロフィール をご覧ください。

⚠️ 本記事は執筆時点の法令・制度・公式情報をもとに作成しています。最新情報は厚生労働省・公益財団法人 安全衛生技術試験協会等の公式情報をご確認ください。

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