試験に合格したら、次は免許申請です。この記事では、合格通知の受領から免許証の受け取り、会社での手続きまでの流れをまとめました。
この記事で学べること
- 合格後にやるべき手続きの全体像
- 必要書類と収入印紙1,500円の準備方法
- 免許証が届いてから会社で行う手続き
まず結論
試験合格=免許取得ではありません。合格通知が届いたら、自分で免許申請をして初めて免許証が交付されます。申請には収入印紙1,500円と合格通知書の原本が必要です。選任も免許証の交付後になるため、早めに手続きしましょう。
試験合格後の流れ
試験合格後、免許証を受け取るまでには以下の2ステップが必要です。
- 結果発表:試験日からおおよそ7日後に発表されます
- 「免許試験合格通知書」がはがきで届く(合格者のみ)
- 免許申請書を別途入手:労働局・労働基準監督署等で入手します(合格通知書には同封されません)
- 収入印紙1,500円・写真・必要書類を添えて、東京労働局免許証発行センターへ申請
- 審査後、免許証が郵送で交付:免許証の発行には一定の時間がかかります。最新の処理状況は東京労働局の案内でご確認ください
試験に合格しただけでは衛生管理者として選任できません。申請を行わない限り免許証は交付されず、免許証の交付を受けて初めて正式な資格取得・選任が可能となります。
免許申請の方法【ステップ別解説】
申請先:都道府県労働局(東京労働局免許証発行センター)
免許申請は、住所地を管轄する都道府県労働局長宛てに行います(実務上の郵送先は東京労働局免許証発行センターに集約されています)。郵送申請が可能なため、窓口に行く必要はありません。
申請の流れ(4ステップ)
- 免許申請書の入手:労働局・労働基準監督署の窓口、または公式サイトの様式ダウンロードから入手します(合格通知書には同封されないため、合格を確認したらご自身で取り寄せてください)
- 収入印紙1,500円分の購入:郵便局等で購入し、申請書に貼付します(消印は押しません)
- 必要書類を揃えて郵送:申請書・本人確認書類・写真・返信用封筒等を東京労働局免許証発行センター宛に郵送します
- 免許証の受け取り:審査後、簡易書留で郵送されます。免許証の発行には一定の時間がかかります。最新の処理状況は東京労働局の案内でご確認ください
必要書類チェックリスト
| 書類 | 入手方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| 免許申請書 | 労働局・労働基準監督署等で入手/公式様式をダウンロードして印刷も可 | 必要事項を漏れなく記入 |
| 合格通知書(原本) | 試験後に郵送される | コピー不可・原本必須 |
| 収入印紙1,500円分 | 郵便局・コンビニで購入 | 消印を押さずに貼付(手数料) |
| 本人確認書類 | 顔写真付き公的書類1点(運転免許証・マイナンバーカード等) または顔写真なし公的書類2点(住民票記載事項証明書・戸籍抄本等) | 住民票・戸籍抄本は本籍地省略または黒塗り、マイナンバー記載なしのものを用意 |
| 顔写真(縦30mm×横24mm) | 証明写真機・写真館で撮影 | 申請前6か月以内撮影/無帽・正面・無背景 |
| 免許証送付用封筒 | 専用封筒があればそれを使用/なければ返信用封筒を自分で用意 | 所定額の切手を同封または貼付(簡易書留・普通郵便の料金は時期により変動するため、最新の郵便料金で確認してください) |
よくある勘違い
✕ 収入印紙は郵便局で買い、消印を押してもらう
〇 収入印紙は消印(割印)を押さずに申請書へ貼付する。誤って割印すると、そのままでは申請できません。日本政府発行の収入印紙を使い、合計1,500円分を貼りましょう。
申請から免許証到着までの目安
| 手順 | 目安期間 |
|---|---|
| 試験 → 合格通知書到着 | 2週間程度 |
| 書類準備 | 数日〜1週間 |
| 申請書郵送 → 免許証到着 | 免許証の発行には一定の時間がかかります。最新の処理状況は東京労働局の案内でご確認ください) |
| 合計(試験から免許証まで) | 2〜3か月 |
※免許証の発行には一定の時間がかかります。時期により変動するため、最新の処理状況は東京労働局「労働安全衛生法に基づく免許」の案内でご確認ください。
なお、合格通知書に有効期限の記載はありませんが、免許証がないと選任手続きが進められません。会社から選任を求められている場合は特に急ぎましょう。
よくある勘違い
✕ 申請中でも「衛生管理者に選任された」と会社に報告してよい
〇 正式な選任は免許証の交付後。免許証の交付前に、労働基準監督署へ選任届を提出することはできません。申請スケジュールを人事・労務担当者と共有しておきましょう。
免許証を紛失したら
免許証の再交付申請が可能です。同じく都道府県労働局に「免許証再交付申請書」を提出します。手数料は1,500円(収入印紙)で、手続きは初回と同様です。
免許証取得後にやること
会社への報告と選任手続き
免許証が届いたら、会社の人事・総務担当者に報告しましょう。会社側は「衛生管理者選任報告書」を所轄の労働基準監督署に届け出る必要があります(常時50人以上の事業場の場合)。この手続きは会社側が行うものですが、免許証番号の提供が必要になるため、速やかに共有しましょう。
衛生管理者としての業務内容
選任後の主な業務は以下のとおりです。
- 職場の安全衛生巡視(週1回以上)
- 労働者の健康管理(健康診断の実施・記録管理)
- 衛生委員会への出席と意見具申
- 労働環境の改善提案
職務の詳細は衛生管理者の仕事・役割とは?資格取得のメリットを徹底解説で解説しています。
現場ワンポイント
企業を訪問すると、選任した衛生管理者の免許証番号が手元で分からず、書類作成が止まることがあります。選任報告には免許証番号が必要です。免許証が届いたら会社へ共有し、自分でも番号を控えておくと後で困りません。
今日のポイント
- 試験合格=免許取得ではない。自分で免許申請をして初めて免許証が交付される
- 申請には収入印紙1,500円(消印を押さずに貼付)と合格通知書の原本が必要
- 正式な選任は免許証の交付後。届いたら会社へ免許証番号を共有する
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✍️ 筆者について
衛生管理者のトリセツ編集部は、労働安全衛生分野の実務に携わる専門家チームです。安全衛生の現場経験をもとに、受験対策から資格取得後の実務まで、正確で役立つ情報を発信しています。詳細は プロフィール をご覧ください。
⚠️ 本記事は執筆時点の法令・制度・公式情報をもとに作成しています。最新情報は厚生労働省・公益財団法人 安全衛生技術試験協会等の公式情報をご確認ください。


